Blue Hour

ソフィスティケイテッド・ピープルのための大面倒くさい映画批評

"Love...is...putting someone else's need before yours!" - Olaf

  • 2020年9月30日

その女諜報員 アレックス : 美女の奇妙な興宴

南アフリカ共和国ケープタウンのとある銀行内で強盗事件が発生。犯人は黒いスーツで全身を頭部まで包んだ四人組。強盗らは目的のダイヤとUSBメモリを手に入れたものの、強盗の内ひとりの女アレックスの顔が晒されてしまう。アレックスたちは逃走に成功するが、USBメモリを追ってきた殺し屋に命を狙われ仲間を一人二人と失っていく──。

  • 2020年9月29日

ANON アノン : 隠しておくにはあまりに美しい

全ての市民の視覚がネットワークに繋がれた近未来。この世界では見えたもの全てが情報化され、資格を持つものは他人の見た視界に入り込むことが出来た。そんな社会で刑事サルは匿名の女性を発見する。その女─アノンは視覚情報と記録を書き換えただけでなく殺人にも関与していた。サルはおとり捜査によって女をおびき出し素性を探ろうとするが──

  • 2020年9月28日

レフト・ビハインド : 神は時に不可解なことをする

アーカンソー大学の学生クロエはパイロットの父の誕生日を祝うため実家のあるニューヨークへと戻ってくる。ところが当の父レイフォードは仕事でロンドンへと旅立つ。実家に戻っても熱心なクリスチャンの母とは気が合わないクロエ。弟を連れてショッピングモールへと向かうが、そこで弟を含め一部の人々が突然消失してしまう。一方レイフォードの操縦する機内でも同様の事態が起きていた。

  • 2020年9月24日

トゥームレイダー ファーストミッション : 新たなララの薄っぺらな冒険

実業家の父を行方知らずで失ったララ・クロフト。彼女は父の死を信じてはいなかったが、父が七年ものあいだ帰ってこない事実を前に、遺産を引き継ぐことに同意する。その遺産の中から父の行方を示す資料を見つけたララは、父の跡を追って太平洋の絶海の孤島へと向かう。その孤島には太古の日本の女王、死の女王と恐れられたヒミコの墳墓が隠されていた。何故ヒミコは死の女王と恐れられたのか、父がヒミコの墓を守ろうとした理由はなにか。そして暗躍する悪の組織。後に「トゥームレイダー」と称されることになるララはこれらの謎を解き明かせるのか──

  • 2020年9月23日

ザ・コア : 責任こそがリーダーの条件だ

★★★★☆ 突如として起こり始めた地磁気の異常。ペースメーカーの人々は倒れ、鳥たちが異常行動を起こした。やがてバンアレン帯が縮小し太陽が地球を焼き始める。地球物理学者キーズ博士は、地球のコアを再起動して地磁気を再生する軍のプロジェクトに参加することになる。各エキスパートとともに地球内部へ向かう船に乗りコアを目指すが、予想外の出来事の連続に計画は難航を極める。

  • 2020年1月10日

『ワイルド ラヴァーズ』 :エロティシズム半開のサイコスリラー

★★★★☆ シェアハウスに住む女学生アマンダ(ケイティ・キャシディ)は、親友のナタリーを失踪で失っていた。ある夜ナタリーはアマンダに電話で車の故障の救助を求めたまま行方不明になっていたのだ。そんなある日かつてはアマンダのものだったシェアハウスの隣の部屋に新しい住人ヘイリーがやって来る。気の強いヘイリーは元カレに暴力を受けるアマンダを助けてくれたが、勢い余って元カレの頭部に手斧を打ち付け殺してしまう──。

  • 2020年1月9日

『SUPER8/スーパーエイト』 :時にはノスタルジーに浸って

★★★★★ 職場での事故で母親を失ったジョー・ラム(ジョエル・コートニー)。その事故から立ち直りつつあった頃、ジョーは親友チャールズが監督するゾンビ映画の撮影に協力していた。深夜家を抜け出して駅で場面を撮る撮影隊の面々は、貨物列車と自動車が衝突し駅舎ごと列車が破壊される大事故を目撃する。車両や貨物が燃え盛る中、辛くも二次被害を免れたジョーは横転した車両の中に得体のしれない何かが隠れていることに気づく──。

  • 2020年1月8日

『誰もがそれを知っている』 :知られてるのはたいしたことじゃない

★★★☆☆妹の結婚式のためにアルゼンチンから故郷のスペインに帰ってきたラウラ(ペネロペ・クルス)家族。親類や元彼パコとの久しぶりの再会を喜び結婚式に参加するラウラだったが、その夜一人娘のイレーネが何者かに誘拐されてしまう。巨額の身代金の要求にラウラと周囲の関係は悪化、ラウラはパコに身代金の肩代わりを頼むが──。

  • 2020年1月7日

『ポーカーナイト 監禁脱出』 :上司の教訓など忘れろ 無駄だ

★★★☆☆刑事スタン・ジーター(ボー・マーショフ)は、ある夜ポーカーゲームからの帰りに自分の彼女が誰かに追われているのを見かける。彼女を追いかけるスタンだったが何者かからスタンガンでの襲撃を受ける。スタンが気がつくと見知らぬ家屋のなかで手足を固定されて椅子に縛り付けられていた。スタンは昨夜のベテラン刑事らとのポーカーの場で聞いた教訓を生かして脱出できるか──。

  • 2020年1月6日

『ザ・フォーリナー/復讐者』 :ジャッキー、今度はIRA相手に一発やらかす

★★★★☆元米国特殊部隊の隊員クァン(ジャッキー・チェン)はIRAの爆弾テロで一人娘を失う。失意と絶望に苛まれるクァンはIRAのテロリストたちに復讐を誓う。クァンは、元IRA、現北アイルランド政府の副主席大臣リアム(ピアース・ブロスナン)から首謀者の名を聞き出そうとするが、リアムは口を割ろうとしない。そんな状況に苛立ったクァンはリアムを脅迫し始めるが──。ジャッキーとブロスナンという異色の共演のクライムスリラー。

  • 2020年1月5日

『レプリケイト ─襲撃─』 :エイリアンのくせに手の込んだことを!

★★★☆☆ザックとランディの親友ふたりは田舎町から出て行くため、町のスキャンダルをSNSにあげて資金を稼ごうと計画する。だが町の様子を撮影しているうちに町の人々が何かに成り代わられていることを知る。ふたりは何とかSNSで実態を拡散しようとするが、町の人々はふたりを執拗に追い始める──。どこかで見たディテール満載のエイリアン系ホラーだが、割と見れますよ。

  • 2020年1月3日

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』 :帰ってきたのか?MIB

★★★☆☆幼い頃にエイリアンと、そしてMIBと出会ったことがあるモリー。運良くMIBによる記憶消去を免れた彼女はMIBで働くことを夢見るようになる。MIBの拠点を探し当てたモリーは必死で自分を売り込み、エージェントMとして採用される。ロンドン支部に配属され有能エージェントHとともにあるエイリアンの王族の護衛を担当するが、その王族は別のエイリアンに襲撃されモリーに謎の宝石を託し死んでしまう──。あのSFコメディアクションの傑作が帰ってきたような気がするけどどうなんでしょうか。

  • 2020年1月2日

『レプリカズ』 :クローン技術で禁断の家族再生

★★☆☆☆医療系技術企業でクローン研究を行う学者ウィリアムは事故で家族を全員失ってしまう。失意のウィリアムは家族の記憶を取り出し、DNAからクローン培養した家族の肉体に転写することを思いつく。技術的困難を乗り越え家族を蘇らせたウィリアムだったが、家族は自分たちがクローンであることを知らない。そこへクローン技術を軍事転用しようとかつての上司がウィリアムとその家族を襲う──。キアヌ・リーヴス主演のテクノスリラー。

  • 2020年1月1日

『イエスマン “YES”は人生のパスワード』 :自分に言い訳するのはやめよう

★★★★☆銀行員カール・アレンは離婚してからというもの何事にも「NO」で済ましてきた。仕事でもNO、友達付き合いでもNO、そして親友の婚約パーティもすっぽかし「お前に待っているのは孤独死だ」と脅されてしまう。恐怖を覚え始めたカールは友人に紹介されあるセミナーに参加する。そのセミナーでは、何事にも「NO」と言わず「YES」であれ、と教えられる。半信半疑のカールだったが、「YES」と言い続けたことでタイプの女性アリソンと出会うことになり──。

  • 2019年12月31日

『アイ・フランケンシュタイン』 :天使と悪魔の戦いにフランケンシュタインが殴り込む

★★★☆☆フランケンシュタイン博士によって作られた怪物アダムは、天使と悪魔の抗争に巻き込まれる。魔界の王子はアダムと同じ人造人間を大量生産し、それに地獄に堕とされた悪魔の魂を注入することで悪魔の大軍勢を編成しようとする。それにはアダムの肉体とフランケンシュタイン博士の実験記録がどうしても必要だった──。

  • 2019年12月30日

『スイス・アーミー・マン』 :死体と馬鹿な青年の小冒険

★★☆☆☆遭難した無人島で首吊り自殺をしていようとしていた青年ハンクは、浜辺に死体が打ち上げられているのを発見する。ハンクはその死体をおならを動力とした水上バイクとして使用し、別の浜へと到着できた。ハンクは死体に愛着を覚え、死体とともにサバイバル生活を開始する。するとその死体はやがて言葉を発するようになり──。

  • 2019年12月29日

『黒い箱のアリス』 :解説するのもバカバカしいタイムリーパー

★☆☆☆☆わたしがヨーローッパの映画が苦手なのは、態々大した意味もない哲学的要素を入れてきたり、難解にしようとして独特の雰囲気を作るからだ。この作品も例によって前記の方法を踏襲し、無駄に長い尺と、会話と説明の少なさ、そしてクソみたいにスタイリッシュな映像でいかにもな空気を醸成している。作品としてはSFタイムリープもの。見なくていい。